~とんぼ玉~ Ancient & Antique Glass Beads

古代から近代のアンティークのとんぼ玉をご紹介します

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とんぼ玉・アンティークビーズの
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京都書院文庫 アーツコレクション No.73 古代ガラス H氏の場合
古代ガラス 谷一尚 表紙
谷一 尚(解説)
ISBN: 4763615734; 1998年; 255ページ 京都書院 1,000円(税別)
残念ながら絶版。1999年に倒産した京都書院の在庫本はまだホームページで販売されているのですが、こちらは人気が高く、かなり前に売切れました。
古代のとんぼ玉が中心ですが、象嵌用モザイクガラスやコアガラス容器の断片、ファイアンスの護符等も。アフリカン・トレード・ビーズも少し。他の本にも載っている玉もありますが、他であまり掲載されていないものもあるので、絶版は大変残念です。国内有数の古代ガラス蒐集家である故・羽原明徳氏のコレクション。解説は谷一 尚氏(「オリエント古代ガラスの歩み」)。
巻末に、松島 巌氏と矢野 太昭氏の作品、及び、両氏の短いエッセイが掲載されています。両氏の作品はガラス器が中心ですが、ビーズも掲載。
(松島氏の作品17ページ/エッセイ「旅する破片」6ページ。矢野氏の作品11ページ/エッセイ「我が偏執論」5ページ)
―収録図版― エジプト、フェニキア、ミタンニ・ミケーネ、中国、ローマ・地中海沿岸域、イスラム、東・北欧、インドネシア・タイ・台湾、オランダ・ヴェネチア・アフリカ
京都書院公式サイト(書籍販売あり)
京都書院の書籍販売K-SHOIN(Yahooショッピング)

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目の眼 No.219 1994年12月号 特集 トンボ玉幻想
1994年; 里文出版 780円(税込)
P17-P56が特集です。とんぼ玉のカラー写真(ごく一部が白黒)がたくさん。とんぼ玉の歴史についてや、収集家のエッセイ・対談を掲載。
「とんぼ玉博物館のとんぼ玉」では収蔵品が編年順に紹介されています。その他、戦国玉、人面玉、ローマン、イスラム玉、ジャワ玉、アイヌ玉等。
―目次―
「トンボ玉」の歴史的経過(樫原 豊)
とんぼ玉博物館のとんぼ玉(保高 進作/工藤 吉郎
トンボ玉-参考品から蒐集品へ-(會田 雄亮
「時間の化石」との出会いとその魅力(中山 百合子)
鼎談 掌中の美と重み(多田 美波/高瀬 礼文/辻 清明

目の眼 No.266 1998年11月号 特集 愛惜のビーズ とんぼ玉
1998年; 里文出版 870円(税込)
P17-P54が特集です。こちらもとんぼ玉のカラー写真(ごく一部が白黒)がたくさん。玉の解説や収集家のエッセイを掲載。
ファイアンス、戦国玉、人頭玉、ローマンの人面玉、ゴールドバンド、モーリタニアのキファ、アイヌ玉等色々。戦国玉、アイヌ玉が多く掲載されています。
―目次―
東西交易のロマン 漢とローマのとんぼ玉(谷一 尚
永遠の生命を夢見るとんぼ玉 久保田一竹美術館蔵品より
魅惑のとんぼ玉たち(加藤 孝次)
アイヌの玉飾り(秋野 茂樹)
アイヌ玉に惹かれて(田中 公司)

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ラッコとガラス玉―北太平洋の先住民交易
ラッコとガラス玉―北太平洋の先住民交易 表紙
大塚 和義 編・著 国立民俗学博物館 編
ISBN: 491560606449; 2001年; 96ページ 財団法人千里文化財団 1,575円(税込)
国立民俗学博物館のミュージアムショップで購入できなくなっています
 詳細は >
特別展解説書「ラッコとガラス玉 北太平洋の先住民交易
国立民俗学博物館で開催された「ラッコとガラス玉―北太平洋の先住民交易」展(2001年~2002年)の解説書。
北方先住民族の毛皮交易者としての側面に焦点を当て、主に18-19世紀の交易活動とその影響を詳しく解説しています。先住民族が交易によって得た品々や、それらを用いて発展させた装飾工芸品等がカラー図版で紹介されています。表紙に素晴らしいビーズのネックレスの写真が載っていますが、中のガラス・ビーズの写真は少しだけです。
タイトルの「ラッコ」は、ヨーロッパや中国、日本の交易者達が求めた極上の毛皮(ラッコやクロテン)を指し、一方「ガラス玉(ガラス・ビーズ)」は先住民族達が毛皮と交換に求めた外来品のひとつでした。
アイヌ民族やアムール川流域・アメリカ北西海岸等の先住民族は、交易により、ガラス玉や絹布、鉄製品等を手に入れ、これらの外来品と自分達の土地で得られる素材を組み合わせて新たな装飾工芸を発展させたのです。
「中国、ロシア、ヨーロッパの人びとを虜にした北太平洋の毛皮と、先住民たちが魅せられたガラス玉。これらに象徴される北太平洋世界の壮大な交易を、多彩な資料と論考でたどります。」 ― 国立民俗学博物館の解説より
解説書の冒頭見開きには「19世紀初頭の北太平洋地域における産物と交易ルート」と題するカラーの絵地図があります。ベーリング海峡を中心とした、通常の地図と視点が異なるもので、興味深いです。
A4判、96ページ(カラー72ページ)。

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NHK趣味百科 ガラス工芸への招待
由水 常雄(講師)
1994年; 日本放送出版協会
1994年8月~10月にNHK教育テレビで放送された「NHK趣味百科 ガラス工芸への招待」(13回シリーズ)のテキスト。各種技法とその歴史、作品をカラー写真で紹介。この本だけを参考にして作品を作るのは困難だと思いますが、様々な技法の概略・大まかな流れが分かりやすく書かれています。
―目次―
1.ガラスの魅力 2.トンボ玉をつくる 3.コア・グラスをつくる 4.サンド・ブラスト 5.ダイヤモンド・ポイントとグラヴィール 6.エナメル絵付け 7.吹きガラス 8.カメオ・グラス 9.パート・ド・ヴェール1 10.パート・ド・ヴェール2 11. 江戸切子と薩摩切子 12. アトリエ訪問 13.グラス・アートの時代

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